新型インフルエンザ感染に関する最新情報を、あちこちからまとめてみました。「初期地域」と「増加地域」に分けられたことで、対策も変化してきています。
■新型インフルエンザ情報
■新型インフルエンザ感染者数
- 世界(5月23日午後3時日本時間現在):41カ国で86例の死亡を含む11168例
- 日本国内(5月23日現在): 7都府県で338人
- 感染者数はピークを越す:
16日は8人だったが、兵庫県や大阪府に広がった17日は50人を突破。19日にはいったん47人に減ったが、20日には77人に達し、その後は21日が27人、22日20人、23 日14人(16時まで)
■新型インフルエンザ対策など
- 初期地域と増加地域に分けて対策:線引きは不明
増加地域では、一般医療機関でも入り口や診療時間帯を分ければ感染の疑いのある人の受診ができるように。学校の休校措置についても「地域単位」でなく「学校単位」で休校を実施、季節性並みの対応が可能に。 - 橋下知事、23日、「大阪府内では既に流行ではない(都市機能回復宣言)」。「流行警戒宣言」を「警戒宣言」に引き下げ。
- 大阪の大学などで、海外渡航原則禁止の解除、帰国後原則7日間自宅待機の解除に。
- 発熱相談センターへの相談数急増を受け、各保健所の相談業務を土日休日にも拡大(東京都)
- 遺伝子検査を海外渡航歴の無い感染疑い者にも実施へ(東京都:5/18)
- 国際空港での対応:
機内検疫をやめ、通常のブース検疫に戻す。検疫前に体調不良を訴える人がいれば機内検疫を行うが、感染者が確認された場合も、周囲の乗客の停留措置などは行わない。
■新型インフルエンザの影響
- 新型インフルエンザによる修学旅行の取りやめが、20日までに全国で1253校に。国内旅行853校、海外400校。
- マスクは品薄:
公衆衛生の専門家の間では「健康な人の予防効果は期待できない」のが常識。国内で年間に消費されるマスクは約20億枚で、3月末時点の在庫約1億枚は底をつきつつあり、メーカーは増産に。 - タミフルをネットで高値売買:
薬価(1カプセル309.1円)の約4倍にあたる10カプセル1万2000円で販売するサイトも。中外製薬だけが輸入販売元として指定されており、それ以外は未承認薬となり、「ニセ薬」の可能性も。
■新型インフルエンザに関する役に立つサイト
関西とその他の地域で、新型インフルエンザへの対策が異なってきていますので、みなさんも、自分の自治体の感染情報とその対策、勤務先での方針に気を配って下さい。
手洗いうがいなどの基本的な予防も忘れずに。