ANAは、2010年度の国内線、国際線の航空輸送事業計画を策定しました。羽田空港、成田空港の発着枠増枠に伴い、成田=ミュンヘン路線の新規開設、丘珠から新千歳への集約など含まれています。そして、遅れに遅れていた「B787(ボーイング787)」は8機導入予定です。
■ANA国内線国際線2010年度計画B787を8機導入予定
⇒2010年度ANAグループ航空輸送事業計画を策定(ANA)
■ANA国際線2010年度計画
- 成田発着路線:7月1日より、成田=ミュンヘン線を開設。ホーチミン線増便や中国路線の大型化。
- 羽田発着路線:羽田=台北(松山)線開設。羽田=ソウル(金浦)、上海(虹橋)、北京線の増便。深夜・早朝時間帯の米国路線、東南アジア路線の開設検討。
- 関西・中部発着路線:一部低需要路線の休止減便・機種変更
- 成田空港へのフィーダー充実:7月1日より、成田=小松・広島線におけるアイベックスエアラインズ(IBEX)とのコードシェア便を増便。8月1日より成田=中部線を1日3便化
ANAへの羽田空港、成田空港の発着枠増枠もありますが、JALの事業規模縮小を見込んでの戦略でもあるのでしょう。
成田=ミュンヘン路線の新規開設はうれしいですね。スタアラ特典が取りやすくなりますし。
また、成田空港への国内線アクセスが向上するのも、小松、広島空港を利用する方には朗報でしょう。
あとは、羽田の新規開設路線ですか。
■ANA国内線2010年度計画
- 北海道内路線の再編:7月1日より、丘珠空港から北海道内各地を結ぶ路線(5路線/1日14便)を新千歳空港発着に。
- 羽田発着路線の強化:8月1日から10月31日の間、羽田=沖縄線を増便。増枠に伴う羽田発着枠配分で羽田=徳島線の再開(2011年4月を想定)計画
- 需要に適応した季節運航、期間増便
丘珠空港を利用してらっしゃる方は、新千歳への集約化をどう思われるのでしょうか。丘珠空港の方が、札幌市内に近く、道内の移動に便利だったのではないか、と思うのですが。ANAは、道外からの利用者増を見込んでなのでしょうが。
■ANA機材計画:主なもの
- B787-8:8機導入
- B747-400国際線仕様機を全機退役
ついに、B787が8機導入されますね。最初は、ニューヨーク路線からなんでしょうかね。
2010年の大きな楽しみの一つです。