映画「マイレージマイライフ」を観てきました。東京でも上映されているところは少なめでしたね。1000万マイルを貯めることを目標とする男の結末は。
■映画マイレージマイライフの感想マイルを貯めてどうするのか?
アメリカン航空が撮影に協力していましたね。
ジョージ・クルーニーが、アメリカン航空の上級会員(プラチナ)を持っており、チェックインカウンターでの行列をよそに、優先チェックインをしたり、アメリカン航空の会員制ラウンジ「アドミラルズクラブ」でくつろぐ場面も出てきました。
そして、「コンシェルジェ・キー」、インパクトがあります。
2007年から実際にアメリカン航空がスタートしたVIPカードらしいです。
以下、ネタバレですので、本文を読みたい方は、ドラッグしてお読み下さい。
主人公の、「マイルにならない金は使わない」という言葉が印象的で、陸でもマイルを貯めていることが伺えました。
ストーリーは、というと、人情味あふれるドラマでした。
リストラ宣告人として、米国内を忙しく動き回る一方で、会社のテレビ電話を導入してシステマティックにリストラ宣告する案に反発するなど、プロとしてリストラされる方への気遣いも持っています。
でも、テレビ電話を提案した後輩を連れて仕事をしたり、結婚経験のない主人公が「結婚はいいぞ」と妹の結婚相手を説得をしたりしているうちに、だんだんと心境が変化していくのが面白いです。最後には大きな失恋も経験してしまいます。
マイレージを貯めていて、独身の私には、主人公の考えが少し共感できました。
「マイルを貯めて人生どうするのか?」と。
そして、1000万マイルを達成した主人公の心境は、修行でサファイアやプラチナに到達した時の心境に近いものだと思いました。
「なんともいえない達成感があるけど、なんともいえない。」
でも、映画そのものは、マイラー的には、あまり参考になる内容ではなかったような(笑)。
マイルを貯めるノウハウ、というよりも、ジョージクルーニーに期待して観ていただければ、と思います。