夏休みに入り、全日本空輸(ANA)の株主優待券が高騰しているようです。JALが株主優待券を廃止したために、品薄感がある影響のようです。
■ANA株主優待券が高騰JAL廃止の影響で
⇒ANAの株主優待券が高騰!「1人6枚まで」購入制限も(夕刊フジ)
日航でも昨年11月まで優待券を出していたが、今年1月に経営破綻して上場廃止となったため、発行をやめた。
この夏は全日空の優待券のみが店頭に並ぶことになり、流通量が減ったことから、価格が急騰。金券ショップが集中する東京・新橋の通称「チケットビル」(ニュー新橋ビル)では1カ月前まで9500円前後で取引されていたものがジリジリと上昇し、今月6日時点で最高1万2000円、安くても1万1500円で販売されている。
(途中省略)
夏休みや連休が近くなると決まって上昇する優待券だが、それ以外の期間では「7000円台が多い」(業者関係者)というから、今の水準はかなり高い。
先の経営者は「経験則として急激に価格が上昇すると買い控えがおきて一気に下がることが多いが、9月と10月にも連休があるため、今年はそれほど下がらないのでは」とみている。
一方、優待券を売ろうと思っている株主には絶好のチャンス。金券ショップの買い取り価格は今月6日時点で、1カ月前より最大2割ほど高い1枚9500〜1万円となっている。「全体的に品薄なので、タンスに寝ている優待券があるなら、今が売り時」(別の金券業者)という。(引用)
■ANA株主優待券とは?
⇒株主優待割引運賃 (ANA HP)
- 全日空(ANA)が発行する株を所有していると、年2回、保有株数に応じて頂ける。
- 3月権利の株主優待券は翌年5月末、9月権利は翌年5月末まで有効。
- 普通運賃の半額で、片道を搭乗可能
- 75%区間マイル+400プレミアムポイント
- 2ヶ月前より当日まで予約可能
- 予約便の変更可能
- 航空券の有効期間: 予約がある場合:当該予約便に限り有効、予約がない場合:発行日およびその翌日から90日間
- 金券屋やネットオークションなどで購入も可能
上記記事の中にも記載がありましたが、株主優待券が高騰すると、正規運賃が半額になってもお得度は下がってしまいます。
沖縄や札幌などの長距離路線での使用が多くなりますよね。
全日本空輸の株価は約300円程度なので、1000株(約30万円)保有すると、年間2枚の株主優待券が頂けます。
現在、無配ですが、株主優待券を自分で利用しないで金券ショップで売却しても、なかなかの利回りになりそうですね。