昨日のワールドビジネスサテライトで、「航空各社の豪華サービス合戦」という特集が組まれ、羽田発着枠拡大による空の自由化(オープンスカイ)、高級と格安戦略について勉強に。
■羽田空港発着枠拡大「羽田空港の国際化」
2010年完成の新しい滑走路により、羽田空港の発着枠が、年間296000便から407000便へと約4割増加し、「羽田空港の国際化」が大きく進む。
政府が主導する「アジア・ゲートウェイ構想」実現のポイントとなるのは、都心に近い空港であること。一方、アジアへの門戸が開かれれば、国際競争の荒波にさらされる懸念も指摘されている。
■JAL8873:羽田〜ウランバートル国際チャーター便
2007年7月27日午後10時30分、羽田空港からモンゴルのウランバートルへと、日本航空の国際チャーター便が飛び立ち、5月に発表された羽田空港発着枠拡大を使った、初めての運航。日本航空では、この運航を手始めに今年度中に20便前後の運航を見込むが、航空各社の追随も必至。
■JALの戦略
- 客室乗務員(CA)が営業活動、地元の集会への参加(踊り)
- 成田空港ラウンジ面積を2.7倍(4000m2)とし、現在1日2500人の利用を増やし、年間20億の収入増を狙う
- ビジネスクラスでファーストクラスの食事を提供
- JALウェイズの活用:リゾート路線で、外国人CA(日本人の給料1/3)を採用し、JALと同じサービスを提供しながらも運行コストを10%低下。⇒格安路線への布石?
■ANAの戦略
2007年5月30日、ANAはアシアナ航空との資本提携を発表し、共同運航、空港施設共同利用、航空機部品の情報交換や共有、非常時の相互支援を進めていく。
大韓航空が2〜3年後をめどに格安航空会社の設立を進め、プレミアム市場と低料金市場の双方で市場を掌握する方向だが、ANAとアシアナが格安航空会社を設立するかは不明。
■ローコストキャリアの脅威
現在、アジア最安のジェットスター航空が、関空⇔シドニー(6万円)を週1便運行中。CAが機内清掃を行い、サービスをシンプルにし、有料サービスとして、機内食(1500円前後)、飲み物、DVDヘッドフォン(1300円)、毛布歯ブラシ靴下セット(600円)を提供している。
しかし、お金をかけても広い席や良いサービスを希望するニーズへの対応も会社として検討しているとのこと。
■空の自由化への警鐘
- 天下りの弊害による中途半端な空港建設計画
(関空や中部など新しい国際空港へのアクセスが良くない、多すぎる空港による負担増⇒国内航空会社の国際競争力低下) - ローコストキャリアを同じ事をすると、自分の競争相手を作ってしまう
「航空各社の豪華サービス合戦」という表題は合わなかった気もしますが、楽しい特集でした。ラウンジ経営って儲かるんですね。進む「羽田空港の国際化」は、日本の航空各社にとって厳しい環境をもたらすことにもなり、今後の動向に注目です
