2008年のANAマイレージクラブ制度変更の中に、アップグレードポイントの変更もあり、搭乗しない上級会員に厳しい変更に。
■ANAアップグレードポイント変更へ
⇒ANAマイレージクラブ「アップグレードポイントを強化」
■付与されるアップグレードポイントの変更
2009年4月のアップグレードポイントから適用。同じ上級会員でも、搭乗している上級会員の方が多くなるようにアップグレードポイントを設定。
上級会員 | 獲得プレミアムポイント | アップグレードポイント |
---|---|---|
ダイアモンド | 10万プラチナポイント 以降1万プレミアムポイントごと | 40ポイント +2ポイント |
プラチナ | 5万プラチナポイント 以降1万プレミアムポイントごと | 20ポイント +2ポイント(上限40ポイント) |
ブロンズ | 3万プレミアムポイント 4万プレミアムポイント | 10ポイント 12ポイント |
※SFC | 0プレミアムポイント 以降1万プレミアムポイントごと | 4ポイント +2ポイント(上限8ポイント) |
※SFC:スーパーフライヤーズカード
注:「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」メンバーかつANA SFC会員の場合、ANA SFC分のポイントとして一律4ポイントがさらに付与。
■アップグレードポイント使用の変更
アップグレードを使う方の変更が大きいです。国際線が、「欧米」と、「リゾート・アジア中国」で分離されたのが大きい。以下の表は片道あたり。
路線 | ビジネスクラス | ファーストクラス |
---|---|---|
国内 | 4アップグレードポイント (スーパーシートプレミアム) | _ |
国際線 (欧米) | 8アップグレードポイント | 15アップグレードポイント |
国際線 (リゾート・アジア中国) | 5アップグレードポイント | 7アップグレードポイント |
欧米=アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ
中国・アジア=中国(香港含む)、台湾、韓国、シンガポール、タイ、ベトナム、インド
リゾート=グアム、ハワイ
追記(10/5):アップグレードポイントによる国内線スーパーシートプレミアムの事前予約不可となり、当日空港で空席があればアップグレード可、と改悪。
■モデルケース1: 5万プレミアムポイントでプラチナ解脱、SFC入会
2007年まで、8アップグレードポイント(旧)=国際線4搭乗分(ビジネス・ファースト)、または国内線8搭乗分
2008年以降、24アップグレードポイント(新)=欧米国際線ビジネスクラス3搭乗分、または国内線6搭乗分
■モデルケース2: SFC取ったけどその後搭乗せず(平SFC)
2007年まで、2アップグレードポイント(旧)=国際線1搭乗分(ビジネス・ファースト)、または国内線2搭乗分
2008年以降、4アップグレードポイント(新)=国内線1搭乗分
あまり搭乗しない会員には厳しいアップグレードポイントの変更です。
そもそも、ANA国際線は対象路線が少なく取りにくかったり、アップグレード対象運賃が高いといった欠点がありますが。