公務員が公費を使って出張した際のマイレージを取得に対する答弁書が出されました。マイレージ取得の自粛だけでなく、政府が一括管理をして有効利用しようという動きも。公費出張によるマイレージ取得ができなくなると、公費出張によるプレミアムポイント(PP)、Fly Onポイント(FOP)も加算されなくなるため、上級会員数にも影響しそうです。
■公務員出張マイレージ取得自粛へ
■マイレージ取得を自粛=官僚の公務出張-政府答弁書 (時事ドットコム)
政府は17日午前の閣議で、国家公務員が飛行機を使って公務出張した場合、特典であるマイレージ・ポイント取得の自粛を徹底するとした答弁書を決定した。江田憲司衆院議員の質問主意書に答えた。 マイレージ・サービスは、飛行距離に比例してポイントを付与し、無料航空券などと交換できる制度。答弁書は「国民の信頼確保の観点」から公費で搭乗した場合のポイント取得や使用について自粛するとした一方、「公費節減の観点からどのような取り扱いができるか検討する」とし、透明なルールでの活用にも余地を残した。
■政府、一括管理を検討=公務出張のマイレージ (時事通信)
町村信孝官房長官は18日午前の記者会見で、国家公務員が飛行機を使って出張する際、航空会社から特典として提供されるマイレージ・ポイントについて、政府が一括管理することを目指し、航空各社と協議を始めたと明らかにした。 町村長官は「マイレージは航空会社が個人に特典として提供する仕組みで、公費出張した個人に付くのはおかしい」と指摘。同時に「(一括管理することで)旅費が安くなるなら税金も節約になる。航空会社とうまい方法がないか相談を始めた」と述べた。
公務員出張の際のマイレージ加算の是非については以前より議論がありましたが、今回の「居酒屋タクシー」問題を受けて、ここまで突っ込んだ議論に発展しましたね。
■修行僧的に気になること:
公務出張による個人へのマイレージ付与禁止⇒個人へのプレミアムポイント、Fly Onポイント等も無し⇒公務出張による上級会員到達者は今後排除
いまのところ「公務」などというものと無縁な私には、上級会員数減少によって相対的に優遇される可能性が高まります。また、公務出張によるマイレージ付与が禁止、または国に流れれば、特典航空券へ交換しやすくなりそうですかね。
■政府一括管理は航空会社的には得か?:
公務による出張が特典航空券によって一部補われてしまうと、航空会社的には売り上げ減少になりそうですね。
個人がマイレージを利用していた分が現金になるとしても、公務による出張が運賃種別が高い運賃だとすれば、その差は大きいものになりそうです。
税金の節約になりそうですが、他にも次から次へと大きな額の税金の無駄使い(天下り、随意契約などなど)が出てきていますから、公務員ばかり叩くのも、かわいそうな気も。