原油高や世界的な景気減速を受けた需要低迷の影響で、旅客便の合計席数が6000万席減少する見通しだそうです。
■世界の旅客便6000万席減少へ四半期
⇒世界の旅客便、6000万席減も=同時テロ直後上回る減少率-10~12月期:四半期 (時事通信)
原油高や世界的な景気減速を受けた需要低迷の影響で、世界の航空会社が今年10~12月期に提供する旅客便の合計座席数が、前年同期比5969万席(7%)減の8億3185万席に落ち込む見通しであることが6日、明らかになった。旅行データ会社OAGが航空各社の計画に基づいてまとめた。 計画通りに減らされれば、米同時テロ発生直後の2001年10~12月期(5%減)を上回る減少率となる。
アメリカの同時多発テロ直後と比べて大きい減少率とは、いかに、原油価格高騰や世界景気の後退が深刻化しているかをあらわしていますね。
日本の最強企業「トヨタ自動車」も、四半期決算で初の減収減益を発表し、北米での販売不振と原材料費高騰が大きく影を落としました。またトヨタの決算発表を受けてか、日本政府も「踊り場」から「景気後退局面」になったことを認めましたね。
高い燃油サーチャージで海外旅行者数も減少していますし、航空会社は席数減少もやむを得ない、といったところでしょうか。日本のJAL、ANAも路線の減便・廃止計画が具体的に発表されましたし。